リフォーム時期の見極め方

外壁塗装はリフォームの中心的存在です。
成功の第一歩はまずその時期を見極めること!今回は、お得なタイミングの見極め方をご紹介します。

外壁塗装は劣化が進む前に行うのが、お得にするコツ

劣化が進む前にお手入れをしておくことが、家を効率よく維持する最大の方法。

外壁の一番表面の塗膜は、我が家を守ってくれている薄い殻のようなもの。時期を逃して劣化が進むと、内部に水が浸入しやすくなり、腐食が始まると補修費用がかさみます。

家を効率よく安く維持する方法は、劣化が進む前にお手入れをすること!外壁塗装をタイミングよく行えば、表面だけの塗り替えで済むので、費用が安く済みます。

外壁の劣化のサイン、タイミングを逃すと進行する

外壁の劣化のサインをご紹介します。下にいくに従って進行しています。外壁塗装のタイミングを逃さないよう、チェックしてみましょう。

  1. 光沢低下
  2. チョーキング
  3. 塗膜の浮き
  4. 塗膜の剥離
  5. 外壁基材の露出
  6. 外壁基材の劣化

服に白い粉がついたら、外壁塗装リフォームの時期

外壁のそばを通り抜けたら洋服に白い粉がついていた、なんて経験はありませんか?
これがチョーキング現象です。

チョーキングとは、紫外線などによって外壁の塗膜が劣化、チョークのような粉が出てくる現象をいい、これが出てきたら塗膜の劣化が進み始めているサインです。

チョーキングを見つけたら、外壁塗装リフォームのタイミングです。

使用する塗料の種類によって、塗り替えのタイミングは違う

塗り替えのタイミングの見極めは専門家に点検してもらうのがお勧め。

一般的に住宅の外壁に使用する塗料には、アクリル樹脂系、アクリルウレタン系、アクリルシリコン樹脂系、フッ素樹脂系などがあり、後半にいくに従って高耐久になり、塗り替えのタイミングが遅くなります。

外壁塗装リフォームの時期の目安は、アクリル樹脂系で7~8年程度、フッ素樹脂系で15年~20年程度が目安です。
また木・鉄部は5年程度、サイディングのシーリングは5年~10年程度を目安にメンテナンスをしましょう。

ただし紫外線や雨水の当たり具合によって劣化スピードは変わります。
つまり家全体が同じスピードで劣化するわけではありませんので、劣化の進行が速い部位にあわせて塗り替えを行うことが肝心です。

劣化のサインを上記でご紹介しましたが、見極めるのはなかなか難しいので、専門家に点検してもらうといいでしょう。

外壁がからむリフォームと一緒にやれば更にお得

浴室やキッチンのリフォームでも、外壁の塗装が必要になることがあります。
浴室リフォームでも窓を大きくすれば、外壁工事がからむため、塗装リフォームと一緒にやれば効率的。

例えば窓や換気扇を大きくしたり移動したりすれば窓まわりの補修が必要になります。換気扇の位置をずらすのにも、換気口まわりの補修が必要になります。

他にも雨戸からシャッターへのリフォームや、間取り変更に伴う窓の移動など、室内のリフォームであっても外壁が絡む工事がたくさんあります。

外壁を切るたびに補修を繰り返せば、ムダな費用が掛かるだけでなく、仕上がりも美しくありません。外壁に絡む工事は外壁塗装リフォームのタイミングと合わせること!それが二度手間を防いで、外壁を美しく仕上げるコツです。

外壁塗装の際に足場を掛けたら徹底的に使い倒そう

外壁の塗装リフォームの総費用が120万円なら、その中の約20万円が足場代です。足場は有効活用しましょう。

2階建て以上の家で外壁塗装リフォームを行う場合、足場を掛けて工事を行います。この足場の費用は、家の大きさや形状にもよりますが、20万円程度~掛かります。

足場が必要な工事は、外壁以外にもたくさんあります。例えば屋根の葺き替え、屋根塗装、太陽光発電システムの設置、2階の窓の位置の変更、高所の雨戸や面格子の交換、雨どいの交換や掃除など。どうせ掛けるなら、そのタイミングにあわせて一緒にやってしまいましょう。

外壁塗装はリフォームの中心的存在

外壁塗装は様々なリフォームと絡む、言わばリフォームの中心的存在です。いつやるかで住まいの寿命や美しさ、掛かる費用が変わります。
しっかりタイミングを見極めて、大切な我が家をいつまでも美しく、そしておトクにリフォームしましょう。

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